みなさんは「BASE」というサービスを知っていますか?
BASEとは、誰でも簡単にネットショップを開設することができる便利なサービスです。従来はネットショップを開設するためには、初期費用がかかったり多くの労力が必要となっていました。
しかし、現在はBASEの出現により、初心者でも安心してネットショップ運営を行える環境となっているのです。
今回の記事では、BASEの特徴、メリットやデメリット、実際の出店方法、BASE Creatorの使い方、評判や口コミについて解説します。
BASEとは?
働き方が多角化・多様化する中、副業やフリーランスとしてネットショップを運営したいと考えている方が増加しています。BASEは、そうした方々が気軽に、短時間で簡単にネットショップを作成できるサービスとして、3つの点からとても魅力的なサービスとなっています。
①誰でもすぐに立ち上げが可能
ネットショップを立ち上げるために必要な初期費用・ショップを構成していくためのWEB技術や立ち上げまでにかかる所要時間など、多くの疑問や不安をもっている方でもすぐに始めることができます。
②抜群の機能性
導入することが簡単な決済の機能、おしゃれでかわいいHPデザインテーマ、トランザクション解析ツールなど、ネットショップ運営に絶対に欠かせない機能が備えられています。
③簡単な操作方法
初心者の方にとってもわかりやすい簡単な操作でネットショップを運用できるので、商品を開発している方が、実際に開発から販売までを行うことができます。
BASEのメリット・デメリット
メリット
①初期費用が無料
ネットショップを立ち上げる際の費用は気にかかるところですが、「スタンダードプラン」を活用すれば、初期費用も月額料金も無料となります。しかも、使える機能は有料プランと比較しても同じで、機能的な不足や不安もありません。
②短時間で開設が可能
ネットショップを開設するには、メールアドレス、パスワード、ショップURLを登録するだけなので、30秒ほどしか時間がかかりません。その上で、自分の好きなテンプレートを選んだり、商品情報などを登録したりするだけでネットショップを完成させることができます。
③多様な決済方法を完備
BASEでは豊富な決済方法を簡単に導入することができます。購入者の立場で考えると、多様な決済方法が用意されていることは大きな魅力で、購入者が普段利用している決済方法がない場合は購入にまで至らない場合が生じます。クレジットカード決済、銀行振込、コンビニ決済、AmazonPayなど8種類の決済方法が用意されていることも大きな魅力です。
デメリット
①決済手数料が発生する
BASEのスタンダードプランは、初期費用や月額料金が不要であることを「メリット」で触れましたが、実際に商品が購入された場合は、実績に応じて手数料が発生します。商品が売れれば売れるほど費用がかさんでいきます。1件の売上げには、決済手数料「3.6%~(+40円)」とサービス利用料「3%」がかかります。デメリットとは言い切れない部分もありますが、スタートに当たって理解しておくことが必要です。
②代引き決済ができない
メリットとして8種類の決済方法を導入できることに触れました。しかし、BASEでは「代引き決済」を利用することができません。代引き決済を利用するお客様にとってはデメリットとなります。ただ代引き決済に替わるものとして「後払い決済」を利用することは可能です。
③デザインの自由度が低い
BASEはできる限り簡単にネットショップの作成を重視している関係で、テンプレートを選べばデザインを決めることができるのです。しかし、このことは裏返せば「デザイン的な自由度が低い」というデメリットとも言えるでしょう。
BASEでの出店方法
コンセプト設定
ネットショップを開設する場合でも、実際に店舗を構えてショップ経営する場合においても、コンセプトをもっているか否かは、成功につながる最も重要な要素です。コンセプトを簡単に言うと「そのブランドが大切にしている存在意義や考え方」です。マクドナルドのキャッチコピー、「おいしさと笑顔を地域の皆様に」を聞いたことがあるでしょう。マクドナルドではこの言葉に、ハンバーガーを売ること自体を目的とするのではなく、「おいしさとFeel-Goodなモーメントを、お客様・従業員・地域の方々すべての人に届ける」という企業の存在意義を込めているのです。ネットショップを簡単に言うならば、「わたしたちのショップは〇〇というブランドです」という思いや願いがコンセプトになっていくのです。
コンセプト設定において留意したいことは、決定までの手順は多種多様だということです。あくまでも参考にしながら自分なりの手順を模索していくことも大切です。具体的には、以下のような手順でコンセプト設定を実施していきます。
①顧客層の設定
顧客層を絞ります。商品のネットの検索などから、その商品を使用しそうな顧客の目的、世代などを考え、ある程度の顧客層を絞っていきます。
②悩みの解決
顧客の感じている悩みをあげてみます。顧客がその商品に対して、どんな悩みを持っているのかSNSなどから情報を集めてみます。
③顧客のニーズを研究
そして、その逆に顧客がどんな商品を求めているのかを考えてみます。その悩みを解決できる商品を求めているからです。
④商品の選定
その後で、具体的にどうすればそんな商品が提供できるのか、知恵を絞り、アイディアを出します。
⑤ショップの方向性の決定
すると、ショップのだいたいの方向性は決まります。あとは、顧客にささる言葉を使って、まとめていけばいいのです。
アカウント作成、基本設定
自分のショップを開くにあたって始めに行うことが、BASEでアカウントを作ることです。実際にはメールアドレス、パスワード、ショップのURLを入力します。
次にメール認証と運営に関する情報を入力します。運営に関する情報は、特定商取引法に関する表記の入力のことで、ネットショップなどの通信販売において、トラブルを防止したり購入者を保護したりするために法律で義務付けられているのです。
具体的には、個人事業主か法人かの選択、運営責任者の氏名、事業所在地、営業時間、販売価格などの必要項目を入力します。そして、最後に決済方法の選択を行えば、ショップ開設の手順は完了します。
商品登録
商品登録を別の言い方をすると、「ショップに商品を並べる」と言い換えることができます。
まず、購入者の方がイメージしやすいように商品の特徴を付け加えながら商品名と価格を入力します。次に商品の具体的な説明を入力します。例えば用途やサイズなど、購入者の立場や目線から入力することを心掛けることが大切です。ここでの作業を丁寧に行うことが、その後の売上げアップにつながっていくのです。
購入者の中には、商品を複数購入する方がいます。したがって出荷できる個数や在庫数なども入力します。そして、商品に関する画像をアップロードします。ここで気を付けなければいけないことは「画像サイズを小さく・軽くする」ことです。
ネットショップでは画像は重要な要素であると同時に、その数も膨大になります。ページの読み込み速度を早くすることは、購入者にとってもストレス緩和につながります。最後にネットショップの商品一覧への表示・非表示の選択、表示順の選択を行い、最後に保存すれば商品登録に関する作業は終了で、自分だけのネットショップが完成することになります。
BASE Creatorの使い方
BASE Creatorとは
スマートフォンBASE Creatorというアプリを取得すると、BASEでショップを開設したり管理したりすることが簡単にできます。管理という面では、新たな商品の登録、商品に関する入力内容の編集を行ったり、売れ行きを確認したりすることができます。商品が売れた場合はプッシュ通知が届くので、リアルタイムで注文情報を確認したり、商品の発送や購入者への発送連絡を行ったりすることができます。
アプリ「Pay ID」
「Pay ID」はBASEで作られたショップでの買い物を楽しむためのショッピングサービスです。BASEでは190万を超えるショップで買い物を満喫することができます。見つけたお気に入りのショップから新しい商品入荷の案内通知を受け取ったり、クーポン配布の情報を通知したりすることができるのです。
商品が売れたあとの流れ
商品が売れた後の流れについて説明します。
- まず登録メールアドレスに「商品購入通知」というメールが送られてきます。
- BASE の管理画面メニューの「商品管理」を選択すると、購入された商品が表示されます。ここで大切なことは「入金済み」かどうかを確認する作業です。
- 売れた商品を準備する前に納品書を作成します。このとき「納品書ダウンロードApp」という拡張子をインストールすることで、管理画面で簡単に納品書を作成することができます。
- 商品を梱包して発送します。この際、BASEの拡張機能「かんたん発送(ヤマト運輸連携)App」の利用がとても便利です。送り状を作成することなく全国一律料金設定することができます。
- 商品の発送の後は、BASEの管理画面から発送処理を行います。これで発送作業はすべて完了です。
BASEの評判
BASEはオンライン上でショッピングを始めることができるので、店舗を立てる費用やショッピングに必要な知識を一切必要としません。そのため誰でも元手0円から始めることができるので、非常に便利です。特に職人さんや生産に携わっている方たちにはとてもオススメです。また、都内から離れた地方に住んでいる方でもオンラインであれば、全国の誰でも購入することができるので便利だと思います。
みん評
趣味で買い付けた雑貨のネットショップを出してもう4年ほどになります。BASEで出店した理由は、ランニングコストがかからないから!私の店は生活必需品ではないインテリア雑貨を扱っているので、どうしても毎月の売上げにバラツキが生じます。ひと月ごとに使用料がかかるサイトより、売上げから数パーセント手数料を支払うサイトがよいと思い、こちらを利用しています。
みん評
職場で、はじめてECサイトをオープンすることになり利用しました。自社で扱っている商品を販売するとともに、BASEの商品作成の機能を利用して、オリジナルTシャツの制作も行っています。ここで作成するTシャツは、お客様から注文が入る都度、制作をするシステムになっています。在庫を抱える心配がないので、初心者でも安心して挑戦できました。ショップをFacebookと連携させたり、Instagramの投稿に商品をタグ付けすることができたりとSNSで宣伝がしやすいのも便利だと思います。まだ、使いこなせていないのですが、ブログの機能を用い、こまめに更新をすることで、閲覧数があがるということなので、まめに更新してゆきたいと思います。
みん評
BASEの使い方まとめ
今回の記事では、BASEの特徴、メリットやデメリット、実際の出店方法、BASE Creatorの使い方、評判や口コミについて解説しました。
従来では、初心者や新規事業としてのネットショップ運営はハードルの高いものとなっていました。しかし、初期費用がかからず、多様な決済方法を選択できるようになったBASEによって、ネットショップ運営はより身近なビジネスとなりました。
実際の口コミからも「BASEを使って本当に良かった」という意見を目にしました。簡潔な操作方法のもと、初心者でも簡単に開設することができるので、ぜひBASEを利用してみてください。